緊張してしまったKちゃん。          安心させるために、大事なことって?

少しずつ春らしい柔らかな気候になってきましたね。

4月から、年長クラスになるお子さんのお母様方は、いよいよ受験生であることを意識し始めて、肩に力が入ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。


春期講習でお母様から、代わりに様子を見て欲しいとご要望があり拝見した時のこと。数名入られていたお教室の雰囲気を察知したKちゃんは、ピリピリした緊張感のあるお部屋になかなか入りたがりません。普段とは違うことをする場合、緊張して固まってしまう傾向にあることを伺っていたので、幼児教室で楽しかったことをどんどん質問し、イメージを膨らませては来たものの、やはりいつもとは違うと感じとったのでしょう。終始笑顔で「大丈夫!楽しんで来てね。後で応援してるから☺️。」とお話をして抱きしめてから送り出し、Kちゃんは席に着きました。

初めは、後ろをキョロキョロ見ては、私を確認していましたが、ずっと楽しそうに笑顔で様子を見ている私に、気持ちが落ち着いてきたのか、周りにの空気に飲まれることなく、先生のお話を聞いて取り組むことが出来ていました。

※普段通りに落ち着いて受講を出来るお子様は良いのですが、興奮してしまいいつも出来る事が出来なくなってしまうお子さんや、緊張をごまかそうとふざけてしまうなど、その場の捉え方で行動も変わってきます。お子さんがどのように感じているかを察知し、声がけや対応を変えていくことが大切です。

過剰な緊張感は、呼吸も浅くなり脳に酸素がいかず、力を発揮することが出来ないとも言われています。(呼吸については、また別の機会に^ – ^。)受験には、程よい緊張感+安心感のバランスが不可欠です。お母様の緊張は、お子様に伝わります。(ミラー現象)

練習を積み重ね成長していく様子を楽しむことを心がけて、笑顔で心に余裕を持って、春期講習に望んで下さいね。

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